スタッフの児玉です。
数年前に、文章講座のワークショップに参加したことがあります。
わたしが若い頃から私淑していた作家のかたが開催されたもので、参加者3名というぜいたくな構成で、実際に書いていった文章を添削していただきました。
そこでお聴きしたアドバイスは、どれも目からウロコが落ちるようでした。
とくに印象深かったのが、
「けずった部分は、文章を読めるひとにしかわからない」
という一言でした。
雷(かみなり)に打たれたように感じたのを、今でも覚えています。
同時に思いました。マシンと同じだと。
当施設に設置されているB.M.L.T.CAM®マシンは、鳥取/本部代表の小山裕史(やすし)先生が研究、開発されたものです。
このマシンには、小山先生とスタッフの方々による膨大な検証と試行錯誤の歴史がつまっています。
その過程をひけらかされることはありませんが、われわれ提携施設のスタッフは、本部に研修に戻った際にその様子を垣間みているのです。
たとえば、「スタンディング・ヒップジョイント」は、小山先生の書斎で試作段階のものを見せていただきました。
また、「ぺルビス」というマシンも、何度も改良を重ねられて現在の形に変わってきました。
提携施設に登場する前の段階で、こうした取り組みがなされているのです。
そのことを知っているので、近ごろ巷で模倣品のマシンが出まわっていることは残念でなりません。
製品化されたマシンからだけでは、できあがるまでの過程は推しはかれません。つまり、表面的な模倣では、その機能までは決して再現できないのです。
模倣品で事故が起こらないこと、かんばしくない身体反応が出ないことを祈るばかりです。
P.S.
『小室哲哉 作曲の思考』(Rittor Music)を読了しました。
10代の頃、TM Networkの「Get Wild」という曲を聴いた瞬間、音楽ですが一目惚れしました。四半世紀以上も前のことですが、いまも日常的に聴いている曲です。
それほどの曲を生み出された小室さんには、いまも尊敬の念をおぼえます。