#7 ジャンプ

スタッフの児玉です。

こちらのトレーニングは、バスケット、バレーボールなどジャンプが重要な競技のかたも取り組まれています。

我々スタッフも、すべての競技に精通しているわけではありません。ですので、トレーニングについてお伝えする一方で、アスリートの会員さまから専門競技の感覚についてお聴きすることも多々あります。

 

以前、バレーボール選手の会員さまから、トレーニングを始めて競技動作がどう変わったかをお聴きしました。

興味を惹かれたのは、「アタックするときの視野が広がった」との感想です。

こちらのトレーニングでは、股関節、骨盤の動きを引き出していきます。それにつれハムストリングスという腿うらの部位の発達もうながされるので、ジャンプ力が増したとしても何ら不思議ではありません。

ただ、同時に注目したいのは、肩甲骨、肩関節まわりの変化です。

 

ジャンプでは、高さを求めたいのは言うまでもありません。と同時に、滞空時間も求めたいのです。

バスケット、バレーボールのプレーであれば、ジャンプのあと、すぐ落下するのでは相手に対して優位に立てません。その意味からも、滞空時間があること、ジャンプからの一連の動作でパワーを伝えられることが求められます。

胸、肩まわりに広がりが出ると、頭、目の位置も変わります。これが、延いては滞空時間につながり、ジャンプからつづくパワーの伝わりかたをも高めます。会員のかたの表現も、そうした状態をあらわすものであろうと理解しました。

 

競技動作はデリケートなものなので、鳥取/本部の競技合宿で、より具体的かつ的確な指導を受けていただけます。

ジャンプ力を高めたいなら、まずは空中での姿勢、バランスを求める視点からトレーニングしていただくのも、ひとつの方向性ではないでしょうか。

 

P.S.

曽田正人さんの『capeta(新装版)』第8巻(講談社)を購入しました。「レースマンガの金字塔」とされるマンガで、熱くなり、刺激を受ける作品です。

これまでにも、RAPに懸ける女子高生を描いた『change!』で「古今和歌集 仮名序」に触れ、レスキューを題材にした『め組の大吾』で「三大忍術書」の1つとされる『万川集海(ばんせんしゅうかい)』の書名を知りました。

これからも、追いかけていきたい漫画家さんです。

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